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長野支部 亜細亜印刷(株) 「アジア活版資料館」をオープン

2004年 6月 1日

長野支部 亜細亜印刷㈱ 藤森義昭社長は長野市三輪荒屋の自社工場敷地内に「アジア活版資料館」を開設した。(平成16年6月21日オープン)

展示品は同社で使わなくなった所有物のほか、県内の同業者から譲り受け、凸版印刷機や母型、紙型、鋳造機、活字箱、鉛版や版木などを展示し、活版印刷が主流だった昭和30年、40年代の書籍印刷の作業工程を追えるように再現しています。実際につかわれていた活字や印刷機が展示されているだけにインクの匂いがただよい、デジタル化の進展とともに消えつつある活版印刷の世界を現出しています。

藤森社長は「版木時代から今日まで多くの印刷に携わった先人達がつくりあげた貴重な技術もデジタル化の進展とともに消えて行く運命にある。しかし、活版時代の本造りの工程を保存することによって、往時を懐かしむだけに止まらず、貴重な活版文化の遺産として、本造りに携わる若い皆さんのために何らかの役に立てれば幸い」と来館を呼びかけている。

  開館時間  午前9時~午後4時
  入 館 料   無料
  休 館 日   毎週月曜日
  住  所  長野市大字三輪荒屋1154
  問い合わせ 亜細亜印刷㈱ 電話 026(243)4858
  URL  http://www.asia-p.co.jp/

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